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Vol.02 ビタミンの要求量
1.
AAFCOの養分基準は、犬・猫とも脂溶性ビタミンとしてA,D,E,Kの要求量(最小値)で、水溶性ビタミンとしてはB1,B2,B6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン、B12の要求量(最小値)を示しています。
ただし、ビオチンとKの要求量は猫についてのみ示され、AとDに関しては犬・猫ともに最大値も示されています。犬と猫のビタミン要求を比較すると、一般に猫は犬よりもビタミン要求が多くなっています。猫はβーカロチンをビタミンAに転換出来ません。トリプトファンからナイアシンを合成する能力も低くなっています。
にんじんにはβーカロチンが多く含まれています。
犬がにんじんを食べると体内でビタミンAに転換されるのですが、猫がにんじんを食べてもビタミンAには転換されません。にんじんを食べているので大丈夫!って思っていたらビタミンA欠乏症になるなんて事も考えられますね。ビタミンAが豊富に含まれているレバーなどを食べさせてあげるといいと思います。しかし、にんじんにはβーカロチン以外にもいろんな栄養素が含まれていますので、必要な野菜です。
サプリメントでビタミンを補う場合は
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2.
脂溶性ビタミンの欠乏は特定の症状を生じやすい。ビタミンA欠乏による、夜盲症ビタミンD欠乏による、クル病または骨軟化症、ビタミンK欠乏による、血液凝固障害や肝機能障害 など。ただし、ビタミンEの欠乏症は動物によって異なります。
卵白中にはビチオンと結合してその吸収を阻害する糖蛋白質アビジンが含まれています。
また、ある種の魚(カツオ、マグロ、マス、タラ、ニシン、ヒラメ、ボラ、鯉、フナ、金魚など)や貝(ハマグリなど)にはビタミンB1(チアミン)を分解する酵素チアミナーゼが含まれています。(スズキ、ウナギ、ナマズ、ドジョウには含まれない)これらの不良因子は加熱処理すると破壊されます。手づくり食をされている方は気を付けて下さい。生の卵白や生魚を与えるときは加熱してkら食べさせてあげて下さい。
栄養について
はこちらをご覧下さい。
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