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Vol.01 必須脂肪酸の要求量
オメガ6系列の必須脂肪酸にはリンール酸、γ−リノレン酸、アラキドン酸があります。犬ではリノール酸があれば他は合成できますが、猫はリンール酸からアラキドン酸の合成能力が低いため、リンール酸とは別にアラキドン酸も必要になります。オメガ6系列の必須脂肪酸の欠乏は、皮膚炎や成長期間中の食事利用効率の低下を招きます。
猫では血小板凝集や腎臓のミネラル沈着、生殖機能低下も報告されています。しかし、オメガ3系列のポリエン脂肪酸については、NRCもAAFCOも必要量を示していません。今後の検討課題の一つです。
オメガ6とかオメガ3とか最近良く聞きますね。この2つはバランスが大変重要なのですが、例えば外食の多い方は圧倒的にオメガ6が多くなります。オメガ6は炎症させる作用がありますので、皮膚病、アトピーなどの問題も関係してきます。
反対にオメガ3は炎症を抑える作用があります。なんだか痒いな〜と思われる方は積極的にオメガ3を摂取する事をお勧めします。
現代はバランスが崩れ、オメガ6が多すぎるようで、体の中が炎症しています。オメガ3を積極的に摂取し、炎症を抑えてあげましょう。
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