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Vol.13 AAFCOの養分基準
家畜の養分要求量をわかりやすい一覧表で示したものを飼養標準といいますが、先進国にはそれぞれ独自の飼養標準があります。日本にも乳牛、肉用牛、めん羊、豚、家禽に関しては日本飼養標準があります。
アメリカには民間の非営利団体である国家研究協議会(NRC)から刊行されている一連の飼養標準があり、乳牛、肉用牛、羊、山羊、馬、家禽、豚、兎、ミンクなどと並んで犬や猫の飼養標準があります。
NRC飼養標準が示す犬や猫の養分要求量は、1980年代まではそれぞれ最高の権威とみなされ、それをもとに配合設計されたドッグフードやキャットフードが製造販売されました。しかし、1980年代半ばにNRCの最新版が刊行され、それには大きな問題があったことから状況が一変し、1990年代初めからは市販のドッグフード、キャットフードの栄養学的適正さの裏づけとしてNRCの養分要求量を用いることは禁じられ、変わりにAAFCOの養分基準が使われるようになりました。
NRCの最新版の最大の問題点は、蛋白質要求量が低すぎる事だそうです。成犬の維持に必要な蛋白質量は乾物あたり約6%、成長/繁殖の犬では9.5%とされていました。
この蛋白質量を算出する方法に問題があったと考えられています。このような低蛋白食では製造困難なうえ、犬も猫も喜んで食べない、と言う事で、AAFCOが養分基準を公表し、この数値を元にペットフードが製造されている国が多くあります。
AAFCOの養分基準では、成犬の維持に要する粗蛋白質量は乾物あたり18%以上、成猫の場合は26%以上とされています。ただ、このAAFCOの養分基準の学術的根拠については必ずしも明確ではないとされています。
ペットフードに表記する場合、「AAFCO認定」、「AAFCO承認」、「AAFCO合格」というような表現は使ってはいけないことになっています。(ペットフード公正取引協議会の規約より)正しい表記は「AAFCOの基準をクリア」です。
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