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Vol.11 しっぽのおはなし
Vol.10 『Cold tail』って?で、尻尾は喜びを表現する大事なものですので、大切に。というお話をさせて頂きました。
そのしっぽについて大変貴重なご意見を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。

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犬がしっぽを振る=犬は嬉しがっていると誤解をまねく書き方なような気がしてしまいました。犬は嬉しい時はもちろん、怒っている時や興奮している時もしっぽをぶんぶん振りますよね。嬉しい時、怒っている時、警戒している時など、しっぽを振りまくりますが、それぞれ高さや振り方が違います。

今回のメルマガでは、このことを知らない人が読むと犬がしっぽぶんぶん振っているのは嬉しい時だ、と勘違いしてしまうと思いました。

なんでこんなことわざわざ気にしてメールしているのかというと、私のまわりで、犬どうしが顔を合わせた時に、警戒からしっぽぶんぶん振っている犬の飼い主さんが、犬が喜んでいるんだと勘違いしてそのまま相手の犬に近づけてしまい、ケンカになりそうになったり、ということが多いんです。あと、「うちの子はしっぽ振りながら他の子に吠えるんですよ〜へんな子でしょ〜」とか言う人も多いです^^;

「犬がしっぽを振るのは喜んでいる証拠」という間違った言い伝え(?)をそのまま鵜呑みにしている人が多すぎるような気がするので、もっとたくさんの人に、しっぽを振るにもいろいろある、ということを知ってもらいたいです。

それに、さいっこうに嬉しくても、しっぽを振らない子もいますよ!そういう子の飼い主さんは、自分の犬がしっぽを振ってくれない、愛情が足りないのかな〜、自分は好かれてないのかも。。と悩まれる場合が多いですが、実は他の部分でしっかり嬉しさを表現していたりするんですよねっ!

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ご意見ありがとうございます。
そうですね、確かに警戒している時、緊張している時なども尻尾を振ります。その時は全体を振るのではなく、しっぽの先だけ振っていたり、振るスピードがゆっくりだったりしますし、背中の毛が立っていたり、頭が下がっていたりと表情や全体の様子も一緒に見てあげるといいと思います。

犬同士の挨拶はにおいをかぐことから始まります。顔をつき合わせているのはあまり良い状態ではありません。お尻から徐々にニオイをかぎあうのがいい挨拶です。挨拶をしている時に『行くわよ!』と飼い主さんがリードを引っ張ったりすると緊張が伝わってしまいます。リードを緩めリラックスした状態で挨拶をさせてあげて下さい。

ただ、性格の合わない子も中にはいると思いますので、その辺は飼い主さんが判断して状況を変えてあげることも必要かと思います。しっぽを振らないというシャイな事もいますが、きっと他の部分で一生懸命表現しているんですね。


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